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介護福祉士試験の筆記試験をクリアすると
次はいよいよ実技試験が待ち受けています。
実技試験合格のための傾向と対策をまとめます。
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介護福祉士国家試験 実技試験
受験の流れ
《受付》受験票確認、携帯電話等の預かり
↓
《受験前控室》更衣、「採点票」配布
↓
《待機室》「課題」配布(10分間程度のシミュレーション)
↓
《試験室》実技試験(5分間)
↓
(午前受験者)《控室》 → 指示後《退出》
(午後受験者)《退出》
合格基準
「課題の総得点(100点)の60%程度を基準として、
課題の難易度で補正した点数以上の得点の者を実技試験の合格者とする。」
過去10回の試験の合格基準点は40.00点~53.33点です。
過去問の出題傾向
過去27回分の出題傾向は以下のとおりです。
身体状況の設定
過去の出題の約7割が「右上下肢麻痺」または「左上下肢麻痺」です。
- 「右上下肢麻痺」(第25回他 計8回)
- 「左上下肢麻痺」(第24回他 計10回)
- 「視覚障害」(第5回、26回)
- 「右上下肢麻痺、軽度の認知症」(第6回)
- 「右手首骨折、左上肢振戦」(第3回)
- 「右手首と右指硬直」(第4回)
- 「軽度の左片麻痺、体力低下」(第9回)
- 「全身の倦怠感」(第11回)
- 「右半身の不全麻痺」(第16回)
- 「下肢筋力の低下」(第27回)
介護内容
過去の出題の約5割が「移乗」をメインとした介助です。
- 移乗・・・「ベッド」「車いす」「いす」「ポータブルトイレ」間の移乗(第26回他 計13回)
- 歩行・・・「杖あり、なし」「視覚障害者」「段差あり」の歩行介助(第27回他 計9回)
- ベッド上・・・「安楽の姿勢」「体位交換」「起座位」「体の移動」の介助(第15回他 計5回)
またこれらに加えて、下記の介護内容も高い頻度で組み合わせて出題されています。
- 着脱・・・「上着」「ズボン」「パジャマ」「浴衣」等の着脱や整容の介助(第26回他 計14回)
- 端座位・・・「起き上がり」「着床」「車いすやポータブルトイレ間」の介助(第22回他 計9回)
実技試験の対策
採点項目の把握
実技試験では、試験委員が採点するポイントを、課題を見て把握しなければなりません。
例えば以下のようなチェック項目があります。
- コミュニケーション
- 健康状態と体調の確認
- 心身の状態の把握
- 行動とその目的の事前説明と確認
- 環境整備
- 残存機能の活用
- 身体介護(一部介助と全介助) など
採点の対象となる基準ポイントを、きちんと確認しておきましょう。
危険行為に気を付ける
試験が中止となる可能性があります。危険行為には気を付けましょう。
- 転落、転倒
- 座位・立位が取れない利用者から手を放す
- 麻痺側の保護を怠る など
まとめ
実技試験はほとんどの人が、かなり緊張すると思います。
私はノミの心臓の持ち主なので、受験する勇気もなく、講習会を受講しました。
ですから、「実技試験を受ける」というだけで尊敬します。
人はどんなときに緊張するのか?
→「自分の実力以上のものを見せようとするとき」だそうです。
3年以上も介護現場にいるのですから、実力は皆必ずあります。
万全の準備さえすれば、実力の60%で合格できるハズです。
ノミが生意気言ってごめんなさい。
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