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「認定介護福祉士」は介護福祉士の上級資格です。
介護福祉士資格取得後のキャリアアップのために、
新しい仕組みづくりが進められています。
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認定介護福祉士とは
制度検討の背景
社会的援助のニーズが増大していることにかんがみ、重度の認知症や障害を持つ者等への対応、
サービス管理等の分野において、より専門的対応ができる人材を育成するため、
専門社会福祉士及び専門介護福祉士の仕組みについて、早急に検討を行うこと。
衆参議院厚生労働委員会附帯決議(2007.4.26、11.2)
これを受けて、厚生労働省の補助を受け日本介護福祉士会が事務局となり、
「認定介護福祉士(仮称)の在り方に関する検討会」を設けました。
平成23年度より検討に着手、平成24年度、25年度も引き続き検討会が実施されています。
介護資格のキャリアパス

認定介護福祉士(仮称)制度の方向性について(日本介護福祉士会)より
認定介護福祉士のねらい
- 専門職としての介護福祉士の資質を高め、 介護サービスの高度化に対する社会的な要請に応える
- 他職種との連携内容をより適切に介護サービスに反映することに寄与する
- 介護福祉士の資格取得後の継続的研修の受講の促進と資質の向上を図る
- 介護福祉士の資格取得後のキャリアパスの形成
期待される役割
- 介護職チームのサービスの質を向上させる役割(施設・事業所の介護サービスマネージャー)
- 他職種との連携・協働を図る役割(介護サービス提供における連携の中核となる者)
- 地域の介護力の向上を図る役割(地域における介護力向上のための助言・支援をする者)
認定介護福祉士制度構築に向けて 平成25年度検討結果の概要(日本介護福祉士会)より
実務経験等について
- 実務経験7~8年以上を想定する
- 介護チームのリーダーとしての実務経験を有することが望ましい
- 居宅、居住(施設)系サービス双方での生活支援の経験をもつことが望ましい
※いずれかの経験がない場合には研修によって補うことができることとする。
認定介護福祉士(仮称)制度の方向性について(日本介護福祉士会)より
認定介護福祉士養成研修について

認定介護福祉士(仮称)の在り方に関する検討会(日本介護福祉士会)資料より
認定介護福祉士養成の今後
具体的な制度概要は未定ですが、検討が進み、協議が重ねられているところです。
「認定介護福祉士の在り方に関する検討会」(日本介護福祉士会)では、
2025(平成37)年には、介護福祉士の2~3%が認定介護福祉士になることを
想定して検討をすすめる、としています。
今後、福祉資格のキャリアパスがより良く整備されることに期待しましょう。
追記:平成27年12月1日「一般社団法人 認定介護福祉士認証・認定機構」が設立されました。
いよいよ認定介護福祉士制度が本格的に始動するようです。
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