認知症ケア専門士とは、どんな資格でしょうか?
受験資格や試験概要、合格率などをまとめます。
認知症ケア専門士の受験資格
認知症ケア専門士は、「日本認知症ケア学会」が認定する民間資格です。
受験資格は以下のとおりです。
「認知症ケアに関連する施設、団体、機関等において試験実施年の3月31日より
過去10年間において、3年以上の認知症ケアの実務経験を有するもの」
- 施設、団体、機関等は、認知症専門である必要はない
- 認知症ケアに携わっている限り、経験職種や職務内容に制限はない
- 介護福祉士や介護支援専門員などの資格がなくてもOK
第12回認知症ケア専門士の試験概要
認知症ケア専門士の試験には、第1次試験と第2次試験があります。
受験申込み申請期間・方法
1.申請期間
2016年 3月15日(火)~ 4月15日(金)消印有効
2.申請方法
一般社団法人日本認知症ケア学会で「受験の手引」を購入し受験申込み
(電話・FAX・WEBで注文できます 価格¥1,000 )
→一般社団法人日本認知症ケア学会 第12回認知症ケア専門士認定試験HP
第1次認定試験(筆記試験)
1.試験日時
2016年 7月3日(日) 9:00~16:10
2.受験地
札幌、仙台、幕張(千葉)、名古屋、京都、小倉(福岡)
3.受験料
1分野につき3,000円(4分野受験で12,000円)
4.試験分野
⑴ 認知症ケアの基礎(9:30~10:30)
⑵ 認知症ケアの実際Ⅰ:総論(11:10~12:10)
⑶ 認知症ケアの実際Ⅱ:各論(13:30~14:30)
⑷ 認知症ケアにおける社会資源(15:10~16:10)
5.出題数
各分野50問×4分野=合計200問(マークシート・5肢択一式)
6.合格要件
各分野70%以上の正答率×4分野(各分野の合格有効期限は5年間)
7.出題範囲
「認知症ケア標準テキスト」(全5冊) に準じた内容
→日本認知症ケア学会HPで購入可能
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第2次認定試験(論述試験・面接試験)
1.論述問題・論述用紙
第1次試験の合格通知(2016年8月12日投函予定)に同封されます。
※前年までの第一次試験既合格者については、取り寄せになります。
2.論述試験内容
認定委員会より出題される事例問題に対する論述
3.論述用紙提出期間
2016年 8月19日(金) ~ 9月20日(火)消印有効
※第2次試験受験申請書類と併せて提出する
4.受験票送付(試験事務センターより受験者へ)
2016年 10月11日(火)(投函日)
5.面接試験日時
2016年 11月27日(日)
※6人1グループでの面接(個々の1分間スピーチ+20分間のディスカッション)
6.受験地
札幌、仙台、東京、名古屋、神戸、博多(福岡)
7.受験料
8,000円
8.合格要件
論述試験と面接試験の総合評価により、合格要件を満たした者
9.結果通知
2017年 1月23日(月)(投函予定日)
※日本認知症ケア学会HPにて、午後1時より合格者の受験番号掲載
認知症ケア専門士試験の合格率
過去の試験の合格状況です。合格率50%前後で推移しているようです。

(出典:認知症ケア専門士公式サイト)
資格取得後の更新手続き
資格取得後、5年ごとに更新申請の手続きが必要です。
更新料は10,000円です。
資格更新するには、以下の項目から5年間に30単位取得します。
⑴ 学術集会等への参加(2~8単位)
⑵ 生涯学習プログラム等への参加(1~5単位)
⑶ 機関誌等への論文発表(1~8単位)
年に1回程度、学会やセミナーに参加するとクリアできるようです。
詳細は公式サイトでご確認ください。
まとめ
認知症ケア専門士試験は、筆記、論述、面接とフルコースの試験です。
5年ごとの更新手続きもあります。資格取得には、少し気合いが必要です。
とはいえ、認知症の資格の中で、認知症ケア専門士が一番知名度があります。
転職に有利であったり、将来的に職場内での評価につながる資格だと思います。